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2017年9月上旬に、愛知県名古屋市を訪れました。近鉄名古屋線伏屋駅近くの寺で出会った石蛙を紹介します。
▼ 川に挟まれた平坦な土地 名古屋駅から地下鉄東山線に乗り、約20分で西側の終着駅、高畑駅に到着。さらに県道29号線を西方向に向かう名古屋市営バスに約15分乗り、伏屋バス停で下車します。 周囲は、庄内川と新川に挟まれた平坦な土地。細い路地を南東方向に進んだ右側にある七所(ななしょ)神社の境内には、「名古屋市伏屋地区土地区画整理事業・完成記念」と記された石碑が置かれていました。
さらに約50 m歩くときれいに剪定された木々が茂る真言宗の寺、宝蔵院(Fig. 3)に着きました。近鉄名古屋線(Fig. 4)の線路が近く、境内にいると電車が行き交う音と踏切の警笛が時折聞こえます。 松の木や岩を組み合わせて作られた庭園と黒く磨かれた砂利が敷かれた手水舎に、それぞれ2体と5体の石蛙が置かれていました。うち1体が子蛙を背負っており、合わせて8匹の蛙に出会いました。 中でも、手水鉢後方に置かれた大きな岩につかまる口を大きく開けた蛙(Fig. 1)と、前方右側の砂利上にすました表情で鎮座する蛙(Fig. 2)が印象に残りました。名古屋を訪れた際、交通の便が良く、多くの蛙が出迎えてくれる宝蔵院に足を運んではいかがでしょうか。
雲龍山宝蔵院 名古屋市中川区伏屋2-707、052-301-7688 |