炎天寺@竹ノ塚

 2009年4月中旬、小雨の降るなか足立区竹ノ塚にある炎天寺を訪ねました。

蛙相撲の銅像
Fig. 1 蛙相撲の銅像
 駅東口から東武伊勢崎線の線路沿いを南へ10分ほど歩いたところにあります。

 江戸後期の俳人・小林一茶が寺の周辺をよく訪れていたそうで、付近を題材にした数々の俳句を残しています。

 特に「やせ蛙 負けるな一茶 是にあり」の句は現在でもよく知られており、境内に句碑があるほか、蛙相撲の銅像(Fig. 1)や巨大な蛙の石像(Fig. 2)も置かれています。

 中でも石蛙は参道の中央奥に堂々と鎮座しており、存在感は抜群。高さは約1m程ありました。

蛙の石像「福蛙」
Fig. 2 蛙の石像「福蛙」
 この他にも一茶の銅像や他の俳人の句碑など、決して広いとはいえない境内にところ狭しと設置されています。

 毎年11月23日には一茶まつりが開かれ、小学中学生俳句大会や蛙相撲の実演などの行事がおこなわれ賑わいを見せているとのこと。まさに俳句と蛙が融合したお祭りといえそうです。

 足立区竹ノ塚界隈を訪れた際は、ぜひ訪ねてみてはいかがでしょうか?
 石蛙の柔和な表情には本当に癒されます。なでると福を授かるそうですよ。

炎天寺 足立区六月3-13-20 03-3883-0787




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