カエル書籍案内(新書編)

 近年カエルの入門書が新書で数多く出版され、手頃な価格で科学知識に触れることが出来るようになりました。代表的な2冊を紹介します。

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1. カエルの不思議発見

【著者】松井孝爾【価格】840円
【出版社】講談社(ブルーバックス)【出版年】1999年

 簡潔な文体に加え、リアリティある筆者直筆の文中イラストとユーモラスなタイトルイラストにも助けられ、楽しく読み進められます。
 1章でカエルの特徴、2章でバラエティに富む産卵と子育ての様子を紹介。3章からは国内のカエルと他の両生類について解説。
 細かく章立てされているので、途中からでも読み始められるのもうれしい。近年の研究やカエルのおかれている現状についても記述があればなおよかったかも?

2. カエル-水辺の隣人

【著者】松井正文【価格】756円
【出版社】中央公論社(中公新書)【出版年】2002年

 1章で両生類の特徴、2章では日本のカエルを生息地別に紹介。3章は海外のカエルを習性別に紹介。4章では減りゆくカエルの現状を解説し、人間による環境破壊に警鐘を鳴らしています。
 イラストは少なく数多くの貴重な写真で構成。時おり本題から離れ、科学的な専門知識にも触れます。

 ぜひ1度手に取り、カエルに関する知識を深めてみてはいかがでしょうか?カエルの種ごとに異なる多様な習性には本当に驚かされますよ。





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