芭蕉記念館の石の蛙

 「古池や 蛙飛び込む 水の音」の俳句で有名な松尾芭蕉の記念館を見学に行ってきました。

芭蕉記念館入り口
Fig. 1 芭蕉記念館入り口
 芭蕉記念館は都営地下鉄の森下駅から歩くこと5,6分、商店街の外れにあります。かや葺きの小さな門をくぐり中へ入ります。入場料が大人100円と良心的であります。1階では奥の細道を紹介するビデオを上映、2, 3階が展示室になっています。

 ここに来た一番の目的は芭蕉が愛好していたと伝えられる「石の蛙」。江戸時代から現在まで2度も行方不明になってはそのたびに発見される不思議なエピソードをもつ蛙でもあるのです。撮影できなかったのが残念ですが、大きさは縦・横・奥行き20 cmくらい、重さは1 Kgはゆうにありそうでした。前足を突き出し今にも動き出しそうな石像でした。

テラスから見た隅田川
Fig. 2 テラスから見た隅田川
 記念館裏の木戸を出ると川沿いを歩ける遊歩道「隅田川テラス」に出ます。一転して高層ビル群が立ち並ぶ現代的な光景が広がっています。周辺には芭蕉の銅像や芭蕉稲荷もあります(芭蕉稲荷にも石の蛙がいました。)。また、深川はのらくろの作者・田河水泡ゆかりの地でもあり、記念館もあります。

 こんな現代と歴史が融合した深川・森下地区を訪ねてみてはいかがでしょうか?(2005.9.20)

江東区芭蕉記念館 東京都江東区常磐1-6-3

芭蕉稲荷の蛙
Fig. 3 芭蕉稲荷の蛙
森下駅のタイル
Fig. 4 森下駅のタイル


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