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2008年8月中旬に奈良県明日香村を訪ねました。この地域は飛鳥時代の遺跡が数多く存在する事で有名ですが、沢山の自然が残されているのも魅力の1つです。
▼ 広告で心が温まる
実際に観光していると、トノサマガエルやアマガエルを始め、多くの蛙や虫たちに出会いました。今回は、道中で見つけたカエルスポットを2つ紹介します。 まずは、近鉄線で近鉄奈良駅から橿原神宮前駅に向かう途中、大和西大寺駅のホームでみかけた交通広告(Fig.1)です。葉っぱの影で雨宿りしている蛙たちを、席に座っている人間に見立て、席を譲る大切さを訴えています。 広告主の星光(ほしみつ)は、大阪に本社をおく電飾関連の会社。この種の広告は「タイアップ広告」と呼ばれているそうです。 蛙なので雨に濡れてもよさそうな気もしますが、ほのぼのとしたタッチの絵に心が温まりました。 ▼ まねき蛙で商売繫盛
続いて飛鳥でもカエルスポットを見つけました。飛鳥藍染織館の店頭にいるセメント製のまねき蛙(Fig. 2)です。高さは50cm。 体色は茶色、目には緑色の縁取りがしてあります。ちょっとムッとしたような表情をしていますが、なぜか憎めません。築150年の大和造りの民家を利用して古藍染の展示やそば会席を提供しているそうです。 お昼過ぎにもかかわらず、沢山の人で賑わっていました。まねき蛙もお店の繁盛に一役買っているのでしょうか。
株式会社星光 大阪市天王寺区小橋町 4-7
【飛鳥グルメ】坂乃茶屋(閉店) 高市郡明日香村岡1210、0744-54-3129
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