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2009年7月下旬に小雨の降る中、浅草を訪れました。平日の午前中とはいえ観光客を中心にたくさんの人で賑わっていました。
浅草駅を降り始めに向かったのが、雷門から長い仲見世通りが続く浅草寺。宝蔵門をくぐると左手に五重塔が見えてきます。 塔の裏側、西参道の入口付近にいくつかの石碑が置かれているエリアがあります。ここで全長30 cmほどの小さな石蛙(Fig. 1)を見つけました。高さ:10cm、幅:20cmほど。 蛙の右側には岡本綺堂作「半七捕物帖」の主人公である半七の塚があります。綺堂は蛙が好きで、特に3本足の竹細工でできた蛙をコレクションしていたそう。この事から半七塚の隣りの蛙も3本足をしているのです。
2つ目のカエルスポットは隅田川を越えた墨田区側にありました。東武浅草駅から江戸通りを北上しスポーツセンターの手前を右に折れると、隅田川唯一の歩道専用橋・桜橋が姿を現します。 橋を渡った首都高速の下に青銅の蛙と亀をあしらった噴水があります。噴水の高さは5 m程とかなり大きなもの。 蛙と亀の像(Fig. 2)はその最上段に置かれていて高さは50 cm程。なぜこの2匹が選ばれたのか興味深いですね。亀とくれば普通は鶴だと思うのですが…。
江戸時代から浅草寺の門前町として栄える浅草で、カエル探しがてら散歩してみてはいかがでしょうか?
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