2021年4月上旬に、愛知県安城市を訪れました。駅近くで出会った壁画に画かれた蛙を紹介します。
Fig. 1 ニひきのかえる |
▼ 色鮮やかなウォールペイント
名古屋駅からJR東海道本線新快速に乗り、25分で安城駅に到着。西口(Fig. 4)から続くペデストリアンデッキを経て、南西方向に進むと、立体駐車場の壁面に画かれた色鮮やかなウォールペイント(壁画)(Fig. 3)がありました。
壁画に画かれているのは童話作家、新美南吉の作品の数々。1913(大正2)年、現在の愛知県半田市で生まれた南吉は、東京の大学を卒業後、安城高等女学校に英語、国語、農業の教師として赴任します。
体調を崩して退職し、実家に帰るまでの3年半を過ごした安城は、南吉にとって第二のふるさと。街中には作品にちなんだ壁画が多数存在します。
Fig. 2 ガア子の卒業祝賀会 |
▼ 躍動的なニひきのかえる
その中には蛙が登場する「ニひきのかえる」(Fig. 1)、「ガア子の卒業祝賀会」(Fig. 2)、「お母さん達」があり、1点目、2点目は安城駅西駐車場、3点目は手作り惣菜の玉木屋の壁に画かれています。
特に1点目の「ラムネのような水」を湛えた池で気持ちよさそうに泳ぐ緑色と黄色の蛙の姿が躍動的で、印象に残りました。安城を訪れた際には、ぜひ足を延ばしてみてください。
Fig. 3 安城駅西駐車場
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Fig. 4 安城駅西口
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安城駅西駐車場 愛知県安城市御幸本町5-25、0566-74-1500
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