2021年4月上旬に、愛知県安城市を訪れました。フラワーロードで出会った蛙を紹介します。
Fig. 1 蛙@親指姫オブジェ |
▼ 色とりどりの花が咲く
JR安城駅南口から南東方向に、市立公園のデンパークに向かって延びる片道一車線の車道、フラワーロード。駅前から自転車で約5分進むと、左側に緑が生い茂る錦町小学校が見えてきます。
歩道には煉瓦造りの花壇が設置され、色とりどりの花を咲かせていました。花壇の間には、デンマーク出身の童話作家、アンデルセンの作品にちなんだオブジェを複数配置。
小学校の前にはおやゆび姫で、序盤に登場するヒキガエルと主人公の親指姫のオブジェ(Fig. 2)が置かれていました。作中のヒキガエルは醜い風貌で、親指姫を息子の嫁にしようする悪者として描かれていますが、オブジェの蛙(Fig. 1)は意外に愛らしい風貌をしています。
Fig. 2 親指姫オブジェ |
▼ 可愛らしい容姿
子宝に恵まれない夫婦が育てたチューリップの花から生まれた小さな親指姫。その可愛らしい容姿と優しい歌声から様々な動物から求婚されますが、最後には花の妖精の王子様と出会い、幸せに暮らします。
金属製のように見えますが、プラスチックで作られており、白い造形の表面に青銅色の材料でコーティングがなされています。温暖な気候や平坦な地形を利用して、明治時代以降に大規模な農地改革が行われ、「日本のデンマーク」と呼ばれる安城市を訪れた際は、オブジェの蛙に会いに足を運んでみてはいかがでしょうか。
錦町小学校 愛知県安城市錦町9−39