天徳寺の石蛙@秋田

 2019年2月下旬に、秋田県秋田市を訪れました。秋田駅から約2 km、北西方向にある天徳寺で出会った石製の蛙を紹介します。

石蛙@天徳寺
Fig. 1 石蛙@天徳寺

▼ 道沿いに学校が建ち並ぶ

 秋田駅西口から程近い、千秋公園向かいのホテル、ドーミイン秋田を出発し、市中心部を南北に流れる旭川沿いを北方向に歩きます。道沿いには、秋田和洋女子高等学校、秋田県立秋田北高等学校などの学校が建ち並び、通学途中の学生を多く見かけました。

 ラグビーが強いことで知られる秋田県立秋田工業高校の校庭西側を歩き、県道233号線を北東方向に進みます。やがてJR奥羽本線にかかる踏切が見え、土崎駅方向の線路と線路の間には幅約5 mの縦に長い空き地がありました。

山門@天徳寺
Fig. 2 山門@天徳寺
▼ 歴史を感じさせる雰囲気

 踏切を渡り、左折して約10分歩くと、右側に歴史を感じさせる天徳寺の山門(Fig. 2)が見えてきます。秋田藩主佐竹氏の代々が眠る菩提寺として常陸国(現茨城県)で開創され、佐竹氏の国替えに伴い出羽国(現秋田県)に移りました。

 立派な総門(Fig. 3)をくぐると、工事のため覆いをかけられた本堂(Fig. 4)が見えました。工事中の敷地に石製の蛙(Fig. 1)を見つけたため、お願いし近くで見せていただくことに。

 石蛙の大きさは、幅約50 cm×奥行き約70 cm×高さ約50 cm。背中に子蛙を3匹乗せ、目の後方にある大きな涙袋が目立ちます。今後移動予定のためか、下には木の棒が置かれていました。

 工事は、あと数年は行われるとの事、完成後に再び荘厳な雰囲気が戻る事を期待し、寺を後にしました。

総門@天徳寺
本堂@天徳寺
Fig. 3 総門@天徳寺
Fig. 4 本堂@天徳寺

天徳寺 秋田市泉三嶽根(いずみみたけね)10-1、018-868-1700


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